Bruxism
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 歯軋り(歯ぎしり):アメリカの研究

 日本では睡眠障害(いびき、無呼吸症候群、歯ぎしりなど)に関しては一般的に関心が低く医療機関や研究者も少ないのが現状ですが、欧米では睡眠がもたらす社会的な悪影響について国民的に関心が高く基礎研究も遥かに進んでいます。

 2001年1月にアメリカのスタンフォード大学の睡眠研究班は、イギリス、ドイツ、イタリアで13,057人に対して大規模な電話調査を行なっています。調査は平均で40分間(最短10分〜最長333分)歯ぎしり喰いしばりの徴候となる異常な歯の磨り減りや形状、筋肉の不快感、軋音(歯軋りの音)、頭痛などの症状を対象とし、そのデータはドイツのレーゲンスブルク大学睡眠障害センターおよびカリフォルニアのスタンフォード大学の睡眠障害センターに集められ集計されました。

 調査項目
1.年齢と性差 2.歯ぎしり以外の睡眠障害 3.薬物の使用および薬物治療4.精神障害 の4項目についてどれだけの人が睡眠中歯ぎしりをしているのか。

 調査結果
週に一回以上歯ぎしりをするが調査人数全体の8.2%を占めその内54.4%は歯や顎などに何らかの症状が出ています。性差には変化がなく、19〜44歳までの幅広い年代に現れ最高齢は65歳でした。

歯が磨り減っている 23%  
起床時の顎の筋肉の痛み 8.1%  
同室者からの軋音の指摘 23.3%  合計 54.4%


 調査した全人数の4.8%は、いびきをかく、睡眠中に呼吸が止まる(睡眠時無呼吸症候群)、寝言をいう、金縛り、が認められ、中でも歯ぎしりをする人はしない人よりこれらの症状の頻度が3.4%としない人1.4より倍以上高くその割合は70%以上です。言い換えればいびき、無呼吸症候群、寝言をいう人の7割が歯ぎしりをしている結果になりました。

 また、夜間目が覚めたり、疲れた日に見られる、朝の頭痛がみられ日中の眠気は全体の30%を占めました。更に歯ぎしりをする人の69%は精神的ストレス(悩み、心配性、うつ病など)を認めています。その他にも歯ぎしりをする人は、アルコールを飲む、1日6杯以上のコーヒーなどのカフェイン飲料を飲む、タバコを吸う傾向にあります。

調査のまとめ

 調査の結果を受け代用者であるスタンフォード大学医学部のモーリス博士は「夜間の歯ぎしり喰いしばりはいびきおよび睡眠時無呼吸症候群と重要な関係がある」との見解を示しました。なかでも歯科医師に対して歯ぎしり食いしばりを疑う症状が歯に出ている人には歯ぎしりに加え呼吸の状態、すなわちいびき、睡眠時無呼吸症候群について問診するよう注意を促しています。最後に博士は「歯ぎしりの根本的な原因は未知で、解決するにはより多くの研究が必要である」と述べておりメカニズムが解決されるにはもう少し時間がかかることでしょう。






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歯軋り・歯ぎしりによる歯の破壊と顎関節症
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